足をトラブルから守る3つの「アーチ」

足の裏の3つの「アーチ」

足の裏の汚れない部分を「土踏まず」と言います。

土踏まずは、その弓型の形から「アーチ」とも呼ばれますが、実は足の裏にはほかにも二つのアーチがあります。

3つのアーチ

前にご紹介した小さな骨たちが、精密に組み合わさってこのアーチを形成しています。

「アーチ」の重要な役割

アーチ型の構造は、橋脚に使われることからもわかるように、荷重に大変強い構造です。

でも人間の足のアーチはそれだけではありません。

体の動きとともに足にかかる体重を柔らかく分散させ衝撃を和らげるほか、足を前に押し出すバネになったり、足の指が働きやすいように引っ張ってくれたりしています。

足のトラブルの主な原因は「アーチ」が機能しないこと

赤ちゃんはみんな扁平足ですが、たくさんの遊びを通して筋肉が発達し、骨の接合を助けて土踏まずが形成され、最近の研究では4〜5歳で概ね完成してしまうといわれています。

けれど、足に合わない靴を履いたり、間違った履き方をしていると、正しくアーチが形成されません。

そしてそのことが、足のトラブルの原因のほとんどなのです。